男鹿半島を吹く風は……

カンカネ洞・浪が岩をえぐって出来た大きな洞窟

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Photo by Tetsueko

カンカネ洞は私の知り合いの家の前から撮りました。この家も60代の母さんが一人で
暮らしています。若い人の姿はありません。昔は陸の孤島で、病人がでると戸板で
北浦まで山越えしたそうです。その後は、船で船川まで。弟の嫁さんは加茂生まれで
小学校3年まで加茂育ち。現在は追分ですが、家をそのまま船で運んだそうです。
(Tetsueko)

加茂青砂が「陸の孤島」と呼ばれていたことはよく覚えています。大雪が続いた
ときは、自衛隊のヘリコプターが食料を運んでいました。船は航行できず……
当時は現在のような道がありませんでしたから。
その分、自然の懐
(ふところ)に抱(いだ)かれた貴重な大好きな地域です。(Tomoko)

 

Rene Magritte(ルネ・マグリット)の世界?!

  

洞窟内部は50坪……100畳の広さ
   

見上げているのは天井の窓(穴)
……空がみえています↓

カンカネ洞の由来:

(1)南磯方面から入る怪しい者を通させないため、夜に錠前を下ろし、
これをカンカネと云った。
(2)南磯方面からカンカネ洞まで来ると、道も途絶えるので、
岩壁にカギを掛けて登ったことから。
(3)この洞内に入って会話をすると、鳥の雁(かり)のような声になるから。

(男鹿市教育委員会「ふるさとの地名散歩」)

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