男鹿半島を吹く風は……

加茂青砂 6月   Photo by Tetsueko

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この日は梅雨空。どんより雲が立ち込めて今にも雨が降りそうな……
はっきり写っていないのはそのためです。 ここにも丸木舟がありました
(Tetsueko)
   

元は加茂村、青砂村と二つの村でしたが、明治9年に合併、加茂青砂になりました。
加茂青砂の歴史は古く、今から410年前の安土桃山時代には「かも村」として
表れています。加茂のいわれですが、鳥の鴨もありますが、京都の賀茂神社の
信仰にかかわるものと考えられています。これは海岸部に濃く分布しています。

青砂の由来ですが、ここの浜には青い石が多いこと、又、海草のアオサが多いため
とも。江戸時代の記録には、「青砂の海草は26種類」と書かれています。
(男鹿市教育委員会「ふるさとの地名散歩」)

  

樹齢300年以上の天然杉で造った丸木舟の、またの名は「えぐり舟」。一本の木から
造りますから舟には接ぎ合わせ部がありません。なので、すこぶる頑丈。
岩に当たっても壊れません。岩礁地帯の男鹿の海に適しています。
   

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