男鹿半島を吹く風は…… 

 寒風山の植物・4   Photo by Tetsueko  

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August

オオウバユリ(大姥百合):花の盛りのころには下葉が枯れてしまうので
〈歯(葉)のない姥〉のようだ、と。でもね、歯(葉)の丈夫な お婆さんもいるのですよ。
ウバユリは西南日本ですが、オオウバユリは中部地方以北に。
   

オミナエシ(女郎花:オミナエシ科)
秋の七草。ほかに 男郎花(オトコエシ)もあるのですよ
   

シラヤマギク
   

ヒメヤブラン(ユリ科)

コマツナギ(駒つなぎ:マメ科)
草のように見えるけれど低木。駒(馬)を繋げるほどに丈夫なことから

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   ススキの葉で家を作っているのは 蜘蛛(クモ)
巣のなかでは、ただいま 子育て真っ最中?

■カバキコマチグモ(樺黄小町蜘蛛)の巣であれば?

日本全土、3〜8月。体長10〜15mm(雌>雄)
カバキの名前は、オレンジ色の体色に由来。 

ススキなどの葉をちまきのように巻いて営巣。普段は巣の中に潜み(網は張らない)、
巣の近くを通る昆虫等を捕らえて生活。
夏の産卵期には100前後の卵を産みます。卵は10日ほどで孵化しますが、
生まれた子グモは1回目の脱皮がすむと、なんと母グモを食べてしまうのです。

  

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