男鹿半島を吹く風は……
一ノ目潟 Photo by Tetsueko
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男鹿目潟火山群は景観の美しさだけではなく、国内で数例のマール(爆裂火口湖)である
こと、また同火山群の噴出物(安山岩)にはマントルの一部が含まれているという希有が
あります。一ノ目潟は、2007年、国の天然記念物に指定されました。
一ノ目潟は三つのマールの中では最大で、直径600メートル、面積0,26平方キロメートル、
水深44,6メートル。6万〜8万年前にできたとされています。
秋田県は2006年度から環境史調査事業をスタート。2006年11月の一ノ目潟の
湖底ボーリング調査では、一年ごとの体積物がしま模様を描く鮮やかな〈年縞ねんこう〉が
掘りだされました。今日まで良好な状態で保存されていることは世界でも例がなく、
各国研究者が調査に訪れています。
一ノ目潟の湖底深くには女神が住んでいました。ある日、八郎太郎が一ノ目潟に
住もうとして夜、黒雲に乗ってやってきたとき……北浦に住む神職・武内真康が
矢で射落としました。やむなく退散。八郎太郎はいま何処に?
八望台からみた一ノ目潟。
ここからは白神山地や奥羽山脈が見えるのですよ
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