男鹿半島から生まれた 詩・4
船木 倶子 Funaki Tomoko

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 花の名

  

あのかたは禊萩(みそはぎ)をきく
あまりにも身近にすぎて
驚くにちがいない

あのかたもわたしもあのころの
町の匂いを知っている。八郎潟の
生きてる姿を知っている。息絶えるとき水辺では
いちめんにその花々が揺れ、花いろをいっそう濃くして
訣れていった

いま 花の名を
ふたりは語る

  

                詩集「いのちが透ける」

禊萩(みそはぎ)

   

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