男鹿半島から生まれた 詩・5
船木 倶子 Funaki Tomoko

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 男鹿半島

  

(いにしえ)先祖たちが漂(たど)りついた
薮椿の紅いろは熟れ 夕映えに
ふたたびのいのちは染まる

であうものはなんであろう
忘れたものはなんであろう

あのかたはそこからつづく
であうものはなんであろう

わたしもまたそこからつづく
けれど忘れていいのだと
ひとりのほかは

  

            詩集「いのちが透ける」

椿・能登山の薮椿(天然記念物)

  

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