男鹿半島で生まれた 短歌・2
粟津祐逸
あわづ ゆういつ

               短歌・2 〉


〈潟の干拓〉

測量

明るくて広々とした潟なかを干し拓くかやヤンセン博士の測量は

干拓の杭幾本かたち水ぬるし芦の水際(みぎわ)に鷺の声する

わが潟はいつ干(ひ)あがるかもやひつつ凪ぎ澄める方へ舟は入りくる

  

着工

昔より恋にくるひし主なれど消えゆくかこれ潟のいのちは

消えてゆく八郎太郎の伝説を幾世へだてて誰(た)にか伝へむ

   

                           歌集「八郎潟」より

八郎神社の狛犬 1999
   

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